7-1. 心のストレス対策
肉体的な疲れや精神的な悩み、イライラがつづくと大きなストレスとなり注意力が低下してミスをしやすくなります。またひどい時にはストレスが原因で、からだや心の病気にかかったりもします。 「心のストレス」は知らないうちにたまり、思わぬ問題を引き起こします。
対策には二本の柱があります。ひとつはストレスに負けない心とからだを作る。これには栄養と休養が大切ですが、趣味や運動で気分転換をはかる工夫も必要です。もうひとつはストレスそのものに対する工夫です。
対人関係や家庭内の「悩み」は大きなストレスになりやすく、一人で抱え込むと危険です。
日頃から相談できる上司や友人を作りましょう。
こんな人はストレスに特に注意
・睡眠を十分にとる
・たんぱく質、ビタミン、カルシウムをとる
・軽運動や趣味で気分転換
・ゆっくり入浴する
・時には旅行などで心身リフレッシュ
7-2. 規則正しい生活を
社会人として体調管理をしっかり行うことも大切な仕事の1つです。そのためには会社にいる時間だけでなくオフタイムでの健康管理が重要になってきます。食事をバランス良くとる、睡眠を十分とるなど規則正しい生活を心掛けましょう。
食べ物を噛むことで体温が上がるとともに血流が良くなり脳の働きが活発になります。
人によっても違いますが、睡眠時間は6〜8時間がベストと言われています。睡眠が十分足りていると集中力がUPし仕事の効率が良くなります。
少量のアルコールは百薬の長とも言われていますが、飲み過ぎには要注意です。くれぐれも次の日の遅刻や二日酔いにつながらないよう自分に合った分量や対処法を知っておきましょう。
7-3. 出勤前に…
□ 目は充血していないか
□ 目の下にくまはできていないか
□ 肌荒れはないか
□ 顔色は悪くないか
□ むくみはないか
□ ボーっとしていないか
□ 体はだるくないか
上の項目に多くあてはまる人は健康なしるしです。逆にほとんどあてはまらなかった人は黄色信号です。日々の生活を見直し思い当たるところから改善していきましょう。
ツボマッサージ
ここでは簡単に出来るツボマッサージを紹介します。疲れやむくみに効果的ですので、出勤前はもちろん仕事の合間にも行ってみてください。
7-4. パソコン作業の注意点
【座り方】
深く腰掛けて、背もたれに背をつけて椅子を机に引き寄せます。足の裏が床についていることも大切です。
【眼と画面の位置】
画面の上端が、水平視線よりも約10°下になるように椅子の高さを調整します。また、眼と画面の距離は40〜60cmが適当です。
【両手は必ずキーボードの上に置く】
キーボードの手前に両手を置くスペースを確保します。両手が浮くと、両手の重みを両肩で支えることになり、肩こりの原因になります。
【肘の角度】
肘の角度は90°〜110°位になるように座ります。角度は椅子の高さによって調整します。
【正しいキーボードの打ち方】
キーボードを打つとき、両手の中指がキーボードに対して直角でなければなりません。特に、右側にある数字のテンキーを打つ場合、手首を曲げないように気をつけましょう。
腱鞘炎や肘、肩の痛みの原因になります。
1時間ごとに10分は休憩を取りましょう。腰痛や肩こりを防止するためには、同じ姿勢を長く続けないことが大切です。また、ディスプレイを長時間見続けないようにするために、小休止も随時とりいれて連続作業時間を短くしましょう。目の乾きを防ぐために、目薬をさすのも効果的です。
長時間パソコンを使う前や使った後には、体操、ストレッチなど体を動かして緊張をほぐしましょう。短時間しか休めないときは、キーボードやマウスから手を離し、体の両脇にたらして手を休めます。