2-3. 名刺マナー
名刺入れは開く方を手前に持ち、名刺を相手向きになるよう準備しておきます。
向かい合って立ち、「○○株式会社営業部の山田宏と申します。よろしくお願いいたします。」とあいさつをして両手で名刺を差し出します。
「頂戴します」と言い、名刺入れをトレー代わりにして受け取ります。
【1対1の場合】
訪問した側や立場が下の人から先に差し出します。
【相手が複数の場合】
役職が上の人から先に交換します。
まず自分の名刺を受け取っていただいてから相手の名刺をきちんと両手で受け取るのが理想です。
もし先にいただいてしまった場合は、名刺入れの下じきにしたり自分の名刺を上に重ねたりせずに注意して渡します。またその相手が目上の人の場合は「申し遅れました」と一言添えて差し出しましょう。
まず名刺の持ち合わせがないことを詫び、社名、所属部署、名前を言いあいさつをしましょう。
次回お会いするときに「先日は失礼いたしました」とお詫びを言い、改めて渡します。また名刺を忘れる・切らすということは失礼な行為です。くれぐれも気を付けてください。
2-4. お茶出し
トレーは両手で胸の高さに持ちます。
入室する際はノックをしてから「失礼します」と言って入室します。
基本はサイドテーブルにお盆を置き、1人ずつ出します。
出す位置は相手の左側が基本です。ただし書類等が広げてある場合は臨機応変に対応しましょう。
出す順番はお客様が最初です。社内の人は役職順に出します。
左手でお盆を持ち、右手でお茶を出します。
先に茶托だけ置くなどはせずに、必ず茶托に乗せてから出しましょう。
【煎茶】
(1)人数分の茶碗に8分目までお湯を入れ一呼吸置きます。
(2)急須に茶葉を入れます。(ティースプーン1杯×人数分が目安)
(3)茶碗の中に入れておいたお湯(約70℃)を急須に注ぎます。
(4)濃さが均一になるよう、3回程度に分けて茶碗に回し入れます。
【コーヒー】
(1)コーヒーサーバー、カップはあらかじめお湯を入れ温めておきます。
(2)ドリッパーの上にペーパーをセットしコーヒー粉を入れます。(メジャースプーン1杯×人数分が目安)
(3)沸騰後火を止め、1分程置いたお湯(約95℃)を、円を描きながらコーヒー粉が湿る程度に注ぎ蒸らします。
(4)30秒位蒸らしたら残りのお湯をムラなく注ぎ、サーバーに落ちきったらカップに注ぎます。
【紅茶】
(1)ポット、カップはあらかじめお湯を入れ温めておきます。
(2)ポットに茶葉を入れます。(ティースプーン1杯※が目安)
※大きい茶葉なら山盛り、細かい茶葉なら中盛り程度。
(3)沸騰したお湯を注ぎ、すぐにフタをして蒸らします。(大きい茶葉なら3〜4分、細かい茶葉なら2〜3分)
(4)濃さが均一になるよう回し入れます。ベストドロップと呼ばれる最後の一滴まで注ぎましょう。