4-1. 個人情報とは
「特定の個人を識別できる情報」を個人情報といいます。
名前・住所・電話番号やメールアドレス、顔写真や防犯カメラ等の映像も個人が識別できる場合は個人情報です。反対に匿名のアンケートは個人情報ではありません。
企業で取り扱う、一見無意味な顧客情報やコード等も、企業が保持している顧客リストと照合すると特定の個人が明らかになってしまうため、個人情報にあたります。
4-2. 個人情報保護について
個人情報の漏洩により、見知らぬ架空請求や悪質なメール被害などを受ける場合があります。お客様のご迷惑になることはもちろん、就業先企業の経済的損失や社会的信用の失墜にもつながります。
個人情報の漏洩は「うっかりしていた」「知らなかった」では済まされない問題です。常日頃から個人情報保護を念頭に置き、取り扱いには十分注意しながら業務を行いましょう。
4-3. 情報の取り扱いにおける注意点
●業務を自宅に持ち帰らない(書類・データ等)
●パソコンを社外に持ち出さない
●個人のパソコンを業務に使用しない
●就業先のパソコンを私事使用しない
●離席時はスクリーンセーバを起動する
●個人情報関連書類は裏返す、または引き出しに入れる
●業務終了後、個人情報関連書類は施錠可能な書庫等に入れる
●かばん、書類を車内に置いたままにしない
●就業先で使用する各種IDやパスワードは口外しない(付箋等でも貼らない)
●情報漏洩、事故等の可能性がある場合は速やかに上司に報告する
●コピーやFAXの後は、原本の置き忘れがないか注意する
●不要になった個人情報関連書類(メモ等含む)は就業先の規則に沿って処理する
4-4.PC使用時のパスワード設定方法
通常PCを使った業務にあたる場合、個人ごとにユーザIDとパスワードが与えられます。
情報漏洩を防ぐためにも、パスワードは容易に推測できるものは避けて設定しましょう。以下のパスワード設定の良い例と悪い例を参考にしてください。
◆良い例◆
英字、数字、記号を組み合わせたものが理想的です。
pa+s=s0wd | ある英単語など意味のある言葉の間に数字や記号を挿入する |
rmb5meS! | ride my bike 5 miles each Saturday!(文章を作り単語の頭文字を取る) |
◆悪い例◆
ユーザ名やPC番号、本人と結びつく単語や、それを少し変えただけのものは避けましょう。
h-sougou1210 | ユーザー名に数字(誕生日など)をつけただけのもの |
syspc005 | PC番号など |
gr0up | ”o”を0に置き換えただけのもの |
【パスワードに関する注意点】
●パスワードを教えあわない、聞かない、口にださない
●パスワードを付箋やメモに残さない
●数字はテンキーで入力しない(数字を入力していることが明白になる)
●CapsLockを解除して入力する